はじめまして、nonoです。

20代独身です。新卒で入社した会社を退職し、4月から再び実家に戻り専門学校生を始めます。

今回ご紹介する本は、ライフネット生命保険株式会社の設立者である出口治明さんへの取材をまとめた本です。

出口さんは60歳で会社を設立し、会社経営で忙しく過ごしながらも自分の行動をルール化し、教養を深めるための学びの時間を確保し続けています。

そして、2018年1月より立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任されています。

この本で出口さんを知って以来、私もこんな風になりたい!と尊敬している方の一人です。

「教養」がテーマの本ですが、皆さんは「教養のある人」にどんなイメージがありますか?

教養とは、人生を面白くするツールである

教養とは、人生を面白くするツールである

この本は、シャネルの創業者ココ・シャネルの言葉で始まっています。

大好きな言葉になったので、ここでも引用させてもらいますね。

私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい

引用:人生を面白くする本物の教養/出口治明 14ページ

この言葉を読んだとき、なんて素敵な考え方なんだろうと思いました。

学生時代、机に向かってする勉強は、面白いよりも辛いと感じることの方が多かったです。
けれど、本当は学ぶってそうではないんですよね。

初めてのものに出会ったときの驚き、名前を知って身近に感じるようになったときの喜び。

これって何て言うんだろう。これってどうなっているんだろう。
もっと知りたい、学びたい。

あなたは最近そんな気持ちになりましたか?

そんな瞬間を感じながら、わくわくして生きていくために教養が必要なのです。

教養とは、知識を素材に自分の頭で考えることである

さらに、本にはこんなことも書かれています。

ただ単に知識があるだけではだめ。
教養のある人になるために最も大切なのは、「自分の意見をもっていること」「自分の考えを言葉にして話すこと」です。

以前、出口さんの出版記念のトークショーに参加させていただいたことがあります。最後の質疑応答で本の話題に限らずどんな質問にもご自身の考えをもって返答をされていたのが印象的でした。

「教養について人からどう思われるかは関係ない」とおっしゃっていましたが、こういう方のことを「教養のある人」と言うのだろうなと思います。

では、出口さんご自身はどのように教養を身につけていったのでしょうか。

教養を高めてくれる3つのこと「本・人・旅」

教養を高めてくれた3つの要素として「本・人・旅」があげられています。

それぞれ章立てされているのですが、印象に残っている点をピックアップしてみます。

簡単にその内容についてもまとめてみました。参考にしてみてください。

本の読み方はオール・オア・ナッシング

本文を読み始めて、5〜10ページほど進んで、面白いと思ったら最後まで読み、そうでなければその時点で読むのをやめてしまう。読むと決めたら読み急ぎはせず、腑に落ちるまで読み返しながらじっくり読む。

要約箇所:102~103ページ


誰と付き合うかの基準は「面白いかどうか」

衣食住に困らない程度に稼げて、何でも腹蔵なく語り合える友人が何人かいれば、おそらくほとんどの人は人生は素晴らしいと感じるだろう。さまざまな出会いや別れを通じて、心の許せる友達を見つけていくことが、人と付き合う本当の醍醐味である。

要約箇所:139ページ


旅の最大の効用は「百聞は一見に如かず」

実際に触ってみて初めて得られるものがたくさんある。人間は目で文字を読み、人の話を聞くことで情報を得るわけではない。生きた情報は人間の五感を通して伝わってくるものである。

要約箇所:158ページ

終わりに

この本は教養として身に付けるべき情報がつまった本ではありません。その代わり、出口さんの考え方がふんだんにつまっています。

私はこの本を読み、「もっとたくさんのことを知りたい。教養を深めたい」と考えるようになりました。

そして、春から再び学生になることを決めました。
私にとって知りたいことを学ぶためには、それが一番手っ取り早いと思ったからです。

20代だからできることだと思いましたか?

自分はいまさらもう遅いと思う方もいるかもしれません。
けれど、この本を読むと何歳でも遅すぎることはないのだと感じます。

最後は出口さんが本の中で書いていた言葉で終わりたいと思います。

「今日の皆さんが一番若いのです」「一番若い時に始めましょう」

毎日1つだけお花の名前を覚えたり、1ページだけ本を読んでみたり。

小さなことでいいのです。

今日、あなたは何を始めますか?