me:paka読者の皆さま、はじめまして。キコリと申します。

突然ですが、皆さんは自己肯定感、持っていますか?

数ヶ月前、何かの会話のなかで、私のクチからこんな言葉が飛び出しました。

「どうせ私なんて…」

褒め言葉をうまく受け取れず、謙遜して「いえいえそんな…」と言おうとしたところを、なんだかとんでもなく行き過ぎてしまいクチをついたひとこと。

ダサい…。ダサすぎる。
ふいに、心の奥にある卑屈さが顔を出し、弱さが露呈した瞬間。悲しいような情けないような…。


私はこれまで、自分のダメな(と思い込んでいる)部分にフォーカスして、まるでそれを補うように小さな成功体験を積み重ね、付加価値によって自己肯定感を高めようとしてきました。

でも、それで自己肯定感が高まるのはほんのいっとき。また『自分を認められない私』が顔を出します。だって、根本にある素の自分にOKを出せていないから。
それってなんだか虚しくて苦しい…

そんな私が今とても大切にしている本が、精神科医の水島広子さんが書かれた『自己肯定感、持っていますか?』

水島広子著:自己肯定感、持っていますか?

この本は、自己肯定感を高めるための手引きになるのはもちろん、自分にダメ出ししそうな時や、相手を否定してしまいそうになった時。
そのままの自分でいい。決めつけるのはやめて受け入れよう。と教え、閉じてしまいそうになる心を優しくひらいてくれる一冊です。

自己肯定感が低いとは?

まず、本の冒頭で、自己肯定感が低い例が紹介されています。

  • 私なんてと思ってしまう
  • 頑張りすぎてしまう
  • 他人に振り回されてしまう
  • 親しくなれない
  • 嫌われてしまう
  • 他人の言動に腹が立つ

皆さんはいくつ当てはまりましたか?
当てはまり過ぎてショックを受けているかたへ…
大丈夫です。
6個中じつに5つも当てはまり、このリストを読んだだけで苦しくなってしまった私が、今は前向きな気持ちでこの記事を書いていますから。

無条件のリスペクトが、自己肯定感を高める

自己肯定感を高めるために大切なのは、相手に対し無条件のリスペクトをすること。その無条件のリスペクトが、自己肯定感に繋がると、水島さんは説いています。

「無条件のリスペクト」とは、決めつけず、評価せず、そのままを受け入れること。
反対に、「条件付きのリスペクト」とは、その人の優れている(と自分が決めつけた)部分を評価し認めること。
条件付きのリスペクトを続けている限り、相手を本当の意味で受け入れることも、自己肯定感を高めることもできないのだそうです。

心を広くもつことで、自分を取り囲む世界は変わり、その中で自然と自己肯定感も高まっていく。
そのためにも、まずは自分から相手のありのままを受け入れていくことが大切なのです。

思い込みを捨て、すべてにマルをする

と、わかったようなことを書いていますが、初めてこの本を読んだ時、私はこれまでまわりの人たちを『条件付き』でリスペクトしてきたことに気づき、少なからずショックを受けました。
そして長年染み付いた、もはや習慣レベルの考え方を、本を読んですぐに正すのはとても難しいこと、と感じました。

それでも。
試行錯誤しつつ、条件付きのリスペクトを少しずつ手放し始めたら、それに共鳴するように相手の態度も柔らかくあたたかいものになるから、人と人って不思議です。

もし相手への無条件のリスペクトが難しいと感じたら。自分なりの方法で、まずは思い込みや決めつけをリセットしてみてください。


私は今、これまでの決めつけや思い込みを少しずつ手放し始めています。

正直、手放したい気持ちが多すぎて、それが自己肯定感に繋がるのはまだ先のことになりそう。
それでも、本当に少しずつ、でも確実に、私の内側と私を取り囲む小さな世界が変わっていくのを肌で感じています。

もしもあなたが、誰かのことや自分のことを認められずに苦しい思いをしているとしたら、きっとこの本が世界を変える助けになってくれるはずです。

さいごに、本の中で、涙が出そうになった一文を。

本来は「傷ついてかわいそうに」と言うべきところを、「自分はダメだ」と思いながら生きてきたというのは、本当に大変なことだったでしょう。そんな自分を「よく頑張ってきた」と認めると同時に、今からでも「傷ついて大変だったね」といたわってあげてください。

引用:自己肯定感、持っていますか?/水島広子 115ページ