はじめまして。愛知県で2児の母をやっている、つばめです。
昨年「ライフオーガナイザー」という資格を取り、自分にぴったりの空間づくり(片づけ)に取り組んでいます。

今回ご紹介する本は、ライフオーガナイザーであり、心理カウンセラーでもある渡辺奈都子さんの著作です。

いろいろな感情や思惑が混ざりあってゴチャゴチャしやすい人間関係・・・
この本に出会って、人との関わり方の大きな指針を持つことができました。
私にとって、困ったときにはここに立ち返る、という原点になった本です。

人間関係を変えるふたつのアプローチ

はじめての選択理論 人間関係をしなやかにするたったひとつのルール

人間関係で悩んでいるときに、本に助けを求めるなら、どんな本を選びますか?

人間関係に関する本は、主に次の2つに分類されるように思います。
ひとつは、「苦手な相手を思うように操るコミュニケーション術を解くもの」。
もうひとつは、「自分に原因を求め、自らの考え方や行動を変えることを解くもの」です。

変われない自分が嫌だった

この本は後者です。
自分の中に原因を求め、自らの考え方や行動を変えるための本です。

私は長い間、人間関係において相手を変えようとするやり方も嫌だったし、かといって自分を変えろと言われても・・・できない! と思っていました。
変えられない自分、変われない自分を責め、人と円滑に関わり続ける能力が決定的に足りない、ダメな人間! とさえ思っていました。

それが、この本を読んで、相手を変えようとするやり方が嫌いと言いながら、知らず知らずのうちに、相手を変えようとするコミュニケーションを取っていた。
さらに、自分を変えられないという悩みは、じつは、「私は他人を変えられる」という前提のせいで発生している、ということに気づいたのです。

人間関係の背景にあるふたつの信念とは?

「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール」では、世界をふたつの島に例えています。
「外的コントロール島」と「選択理論島」です。
外的コントロール島の人々は、「私は相手をコントロールできる」という信念のもとに行動しています。
一方の選択理論島の人々は、「私は、自分だけをコントロールできる」と、信じて行動しています。

それぞれの島で、人間関係はどう違うのか?
外的コントロール島から移住してきた人に、選択理論島での考え方、過ごし方をアドバイスする、というスタイルで話が進んでいきます。

ストーリー仕立てではありませんが、順を追って話が進んでいくので、するする読むことができます。

他人をコントロールできる=自分も他人にコントロールされうる

さて。
私は、人からコントロールされるのはとても嫌でしたが、相手をコントロールする行動を取ることがありました。
相手をコントロールできる、と考えることはつまり、自分も他人からコントロールされ、強制的に変えられうる存在だと、認めることになります。

自分が強制的に変えられるなんて・・・嫌ですよね。
でも、他人を変えられる世界では、自分だって、他人によって変えられることになります。

その前提で生きていた私は、「人間関係でうまくいかなかったら、自分をこう変えればいい」という他人から示された基準に自分を合わせようとして、「できない!変われない!」と悩みを深めていたわけです。

人は自分の生き方を選択できる存在である

とはいえ、書店に行けば、生きやすくなるようにと、多くの先人の様々な書籍があります。
この本だって、そのうちの1冊です。
その方法や考え方を選択する自由が、人間にはある。
これが本書で紹介されている「選択理論」です。

自分の外側から提案される様々な情報をどう扱うか。
取り入れるか取り入れないか。
それを決める自由が、私にもあるし、あなたにもあります。

外側からはコントロールされない。
あなたは自分の人生を選択し、自分を主体にして生きていく。
私はこの本からそんなメッセージを受け取り、心がふっと、軽くなりました。

自分だけをコントロールできる世界で生きる

自分を、自分の基準でコントロールするためには、もっとよく自分を知る必要があります。
そして、自分軸で生きることが大切なんだ。
そんなふうに、深く心と頭に沁みる一冊でした。

人間関係で悩んでいる人だけでなく、他人と自分を比べて落ち込んでしまいがちな人や、なんだかパッとしない自分に嫌気がさして愚痴っぽくなってしまう人、頑張っているのにいつもイライラしてしまう人にも、おすすめです。