177の質問に答えることで、手軽に自分の強みを知ることができるストレングスファインダー。
診断後、資質を活かしてやりたいことを実現している人がいる一方で、その結果を自分のなかに落とし込むことが難しい…と感じているかたも多いのではないでしょうか。

me:pakaでは先日、ストレングス・コーチの寺尾真樹さんを講師にお迎えして、『ストレングスファインダーzoom勉強会』を開催しました。

モニター越しにお話をお伺いした1時間半は、たくさんの学びに溢れた刺激的な時間で、できることなら端折らずすべてをお届けしたいくらい!ですが、今回は前編として、寺尾さんからお伺いしたお話の中から、

  • 上位資質ってなんだろう。強みを活かすには?
  • 強みが出すぎて苦しい、そんな時は?
  • 自分にない資質(下位資質)を使いたいときはどうしたらいい?

の、3つをメインにお届けします。

│ 勉強会参加メンバーと上位資質 │

me:pakaストレングスファインダー zoom座談会メンバー

強みをどう使うかは、その人の価値観や人間性次第

寺尾: まず、ストレングスファインダーって強みを見つけるツールなんですが、じゃあストレングスファインダーにおける『弱み』ってなんだと思いますか?

キコリ: 34資質のなかで下位にあるもの、頑張って努力してもどうにもならない部分じゃないでしょうか。

寺尾: そうですね…多くのかたはキコリさんのように、34資質のうち下のほうにあるものが自分にとっての『弱み』だと受けとめてしまう。
だけどストレングスファインダーの場合、ないものは『無害で影響がないもの』と考えます。

キコリ: 下位にあるからといって、それが弱みではないんですね!

寺尾: そうなんです。
そして、上位にあがっている資質は皆さんの手足になっているような道具。
そのちょっと下にあるものは、道具箱をあけるとすぐ取り出せて使える道具。

特に上位にある道具はよく切れる有能な刃物であるがゆえに、強みとして使うとスパスパッと切りたいものが切れて、上手にお料理ができる。

でもうまく使えなくて振り回していると『気づいたら隣で人が血を流して死んでいる…!!』なんていうことが起こるんですね。人や自分を傷つけてました、となるとそれは弱みになる。

上位資質って、言うなればそういう鋭利な刃物で本当に使いかた次第。それ自体に良いも悪いもなく全く中立なんです。
その資質をどこでどう使っているかは、価値観や人間性につながっているものなので、良さとして使われていない時には使いかたの問題だったり、オトナ度の具合っていうのも関係しているんですね。

まずは資質を理解して、その動きを知ることから始めよう

キコリ: 私は責任感が上位にあるのですが、絶対やらなきゃと自分を追い込んでしまって、楽しむ気持ちをパワーにしてというより、責任感におされて動くっていうことが多いんです。
これって強みをまだ上手に使えていないっていうことですよね?

寺尾: そうですね。うん。そういう場合、まずひとつひとつの資質を深く理解すること。
その資質がどんな時にうまく動いて、どんな時残念になっているのかを知ることも重要です。

例えば責任感の場合。
私も上位にあるので、その気持ちがすごくわかるんです。苦しくなってくるんですよね。
自分でコミットしたものは死んでも守ろうとする。そして自分で自分の首を絞める、みたいなところは確かにあると思います。

そんな時は、例えばキコリさんの持っている資質の場合、責任感で苦しくなるけど運命思考で『いや、大丈夫。そんなにしなくてもなんとかなるよね!』ってゆるめるとか。

みのり: 私は最近、じっくり内面を見つめる時と行動に移す時の波がわかるようになってきたんですね。
でも活発性が上位にあって、なにか行動を起こしていないと不安やあせりを感じやすいところはあります。

寺尾: みのりさんの資質の場合は、活発性で行動したくなるけれど、それをすると何が起きるのかを戦略性を使って考えてみる、ということができるかもしれません。

強みが出すぎて自分やまわりを苦しめているなら、意識してゆるめる

寺尾: どの資質にも言えることですが、強く出すぎて自分やまわりを苦しめていることに気づいた時には、意識してゆるめて手放すしかない。

上位資質ってとっさの時に反応として出てしまうんです。それはもう否めないし、だからこそ上位資質なんですね。
なので、おさえ込もう、出さないようにしようというのは無理。仮にそれをしてしまうと良い部分も出せなくなってしまう。
だから、全面的にフタをしようとするのはNGだと、私は思います。

だけれども『あ、これはまずいな』って自分でわかるならブレーキをかけて、代わりにほかの資質のアクセルを踏む、ということはできますよね。

みのり: 強みが出すぎてるって気づくことがまず第1段階なんですね。

寺尾: そうですね。それができたら『あれ?今何かが強く出ているけど、これって何の資質?強みと弱みどちらで使っているんだろう』と考えてみる。

そしてもし『やっちゃってるな…』と思ったらゆるめて、ほかの資質でそれを補完する。観察して、ブレーキをかけるかアクセルを踏むのかを考える、そしてやってみる!

これはもう練習するしかないんです。
そうすると、らせん階段をのぼるようにだんだんとコツがつかめて、『この資質があるからこそできていることがあるよね』と思えてくる。

さらには、その資質ひとつじゃなく、例えば内省に戦略性、運命思考に目標志向、全部があるからできるんだって、自分の資質が愛おしくなってくるんですよ。『どれがなくても自分じゃないよね!』って。

強みに投資することで、パフォーマンスはさらに向上する

キコリ: 自分の資質を愛おしく思えたら、とっても素敵ですよね。
ちなみに「下位の資質は無害で影響のないもの」というお話がありましたが、そこを使いたい時はどうしたらいいですか?

寺尾: まずストレングスファインダーの場合、自分の上位資質を使うことが第一の選択なんですね。
ほとんど持っていないものを使おうとして時間を使うのと、もともと持っている強みにさらに投資するのとでは何十倍も何百倍もパフォーマンスが違う。

人としてもできないところを「できるようになりなさい!」って言われるのはすごく辛いじゃないですか。
それに、足りない部分に関しては自分の持っている資質で作れるものだと思うんです。

例えば、学習欲と収集心が高くて人間関係構築力が低い場合、なかには人の気持ちがわからないとか、人付き合いが苦手という人もいるかもしれない。

でも、学習欲や収集心で興味を持ってその人から何かを聞いてみたいっていう、それが動機になって、まるで社交性だったり人間関係構築力みたいに動いている場合がたくさんあるんです。

苦手なら誰かの強みを借りればいい。補完し合うことでチームは強くなるから

寺尾: 人って、光の部分もあれば同じだけ必ず影の部分もあって、どちらかだけの人はいないはずなんですよね。

こうあらねばという思いと現実とのギャップやコンプレックス全てを置いておいて、光と影の部分の両方を見られる真ん中に立てた時に、等身大の自分になれるんじゃないかなって思うんです。
それで、苦手だしイヤだし時間がかかるし…っていう時は、ほかの人の強みを借りる。借りあいっこすればいいんです。

みのり: 自分にないものを持っている人や仲間に感謝して、もっと「助けて、手伝って!」って言えるようになれたらいいなって思います。

寺尾: そうですね。だからこそ、自分と同様にほかのみんなにも強みがあるということを知ることが大切なんです。
自分ができなくても誰かできる人がいるし、逆に自分が当たり前にできることをできなくて困っている人がいる。

そこで「私がやります」って補完し合えれば、チームとして強くなるし、社会としても人というリソースを活かせますよね!

キコリ: なかなか人にお願いできなかったり、ひとりで済ませちゃおうと思いがちなんですが、「お願い」って、それが言えるのも人間性だったりするのかなって思いました。

寺尾: 自分にないものを人にお願いって借りるのは『オトナの相互依存』と言って、良い意味での依存
人はひとりでは生きられないので、「ないからお願い」と言えるのはいいなぁって思います。

[後編に続きます]

ストレングス・コーチに学ぶ、ストレングス・ファインダー:後編 │やりたいことを実現するために資質をどう使うかを考えることが、人生を面白くする

ストレングス・コーチ 寺尾真樹

ストレングス・コーチ
寺尾 真樹(てらお まき)さん

大学卒業後、専門誌の編集者を経てフリーランスに。自己啓発やビジネス、英語学習、国際協力、教育など幅広い分野で、書籍、雑誌記事、パンフレットなどの企画、執筆、編集に携わる。
一方で、不登校の子どもたちのためのフリースクール、途上国の子どもたちの教育支援、主体的なお産を広める活動などにも関わる。
第3子の思春期にコーチングと出会い、以来学び続けながら、プロとしても活動を開始。コーチングの道具の一つであるストレングス・ファインダー®の専門家としての資格も取り、その人にしかない強みや体験、思いを引き出し、主に言葉を通して形にしていくお手伝いをしている。1女3男の母。孫1人。
国際コーチ連盟アソシエート・サーティファイド・コーチ、Gallup認定ストレングス・コーチ。編集者、ライター。ことばプロデュース代表。Facebookはこちら


ー 活動紹介 ー

編集者、ライター、コーチ、ストレングス・コーチそれぞれの活動とともに、それらを融合させたところで活動中。
本や冊子の原稿をまとめたい人、推薦入試や就活、その他各種の試験のための志望理由書などをまとめたい人のライティング・コーチング、個人事業主としてスモールビジネスを始めたい人の方向性を定めるコーチング&ホームページ原稿作成、良好なパートナーシップのためのストレングス・ファインダー ®を用いたストレングス・コーチング、などを提供している。
ストレングス・ラボのメンバーとしても、一般向け/企業向けワークショップなどをサポートしている。

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