3回にわたってお送りする、me:paka編集長みのりさんのインタビュー。
初回の記事では、「自分を知る」ことについて、みのりさんの経験を交えて語ってもらいました。

me:paka編集長インタビュー①|仕事と育児の間で路頭に迷っていた私が「本当の自分」を知ったきっかけ

今回はそれを踏まえて次のステップである「自分と向き合う」について、具体的な方法をお聞きしました。


「自分の時間」を短くても作る。自分にとって心地よいことをして気持ちをニュートラルに。

—— 前回の記事で語っていただいたように、かつてのみのりさんみたいに「人生の方向性がわからなくなって、路頭に迷っている女性」ってすごく多いんじゃないかなって思うんです。現状をどうにか打開したいのに、どうしたらいいのかわからない…みたいな。
そういう人に向けて、みのりさんだったらどんなアドバイスをしますか?

みのり: まずは「時間を作ることを意識してみて」って伝えます。
毎日バタバタで日々の生活で精いっぱいだと思うんですけど、そういう時こそ自分のためだけの時間を5分でも10分でもいいから作ることが大事だと思うんです。
気持ち的に余裕がなくなると生活が荒れるし、無意識に自分を責め始めるじゃないですか。あれもできてない、これもできてないって。

—— そうですね、確かに。

みのり: 人によってその方法はさまざまですけど、おいしいコーヒーを買ってきてゆっくり淹れてみるとか、朝からお気に入りのパン屋さんに焼きたてのパンを買いに行ってみるとか、なんでもいいんです。自分がホッとできることをして気持ちをまずニュートラルにしてみる。

いきなり「さぁ、自分を知りましょう!」とか、「自分について学びましょう」というのは難しい。まずは、自分は何をしているときが心地よいのか、何が好きで、何にほわっと心が緩むのか、そういうことを知ることから始めるといいかなって思います。

私の場合、大好きなブログを書くための自分の時間が必要だったから、朝3時台起きを始めたんですね。それと同時にモーニングページも再開しました。仕事が繁忙でまったく持ててなかった「自分と向き合う時間」を早朝に意識的に取り始めたんです。

—— ブログがきっかけで早起きをするようになったんですね!

みのり: そうなんですよ〜。とにかく楽しくて熱中しました。早起きも全然苦じゃなかった。むしろ楽しみすぎて飛び起きちゃう、みたいな(笑)

がんばり屋さんの人って、早起きして自分の時間を作るとなると、「勉強します!」とか、「資格取ります」とか、「痩せます」「運動します!」みたいに何か結果に繋がるものを求めがちです。
もちろんそれも素敵なんですけど、それだと「がんばっている自分」がベースになってしまうから、結局は心地よくはないんですよね。しまいに早起きがしんどくなっちゃう。

みのりさんが早朝散歩中に撮ったカルガモ

早朝の散歩中にみのりさんが出会ったカルガモたち

—— そうですよね。がんばってるベースだと「自分だけの特別な時間」が仕事をしている時と何ら変わらなくなっちゃいますもんね。

みのり: すでにがんばっているから、早起きしてまでがんばると、がんばりの上乗せになって、逆効果なんですよね。

私が一貫して言いたいのは、がんばるために早起きするのではなくて、自分の心地よいと感じることをする時間にしてほしいということです。

あ、でも絶対朝というわけじゃないです。朝時間は自分だけの時間を確保するための手段のひとつですから。とはいえ、朝に余裕があったほうが、断然気分は乗りやすいです(笑)

もし、自分にとって何が心地よいのか分からなければ、これから自分と対話していけばいいんです。何をやっている時が気持ちいいかとか、ワクワクするかとか。
そういうことを探求していくっていうのは、案外楽しいですよ。

「書くこと」で自分と向き合うことを習慣化。そこに自分を知るヒントがある!

—— 楽しみながら、自分を探求していく。まさに「自分を知っていく」ということですね。
そこからもう一歩、自分と向き合うために効果的な方法ってどのようなものがありますか。

みのり: 書いて自分の感情を整理する」というのが、自分を知るとか、向き合うことに、すごく効果を発揮します。
私がモーニングページを再開して2年以上続けているのも、自分が今、何を感じて何を考えているのかを一度外に出すことで、今の自分を知る手がかりにしているからです。

今、「早起きキャンプ」というオンラインコミュニティを主宰しています。それこそ、朝に自分だけのための時間を作って、自分と向き合おうというのがコンセプトなんですけど、メンバーのなかにも、私のブログを読んで「モーニングページを始めました」「これから始めたい」と言ってくださる方がけっこういます。

—— 書くことで自分を客観視できますよね。

「こんなこと考えてたんだ」って、文字にしてみて改めて自分の考えを知ることができます。とくに日頃書く習慣のない人にすごく効果があると思います。
「モーニングページ」で感じた7つの効果。2年間飽きずに続けている理由を公開します。

みのりさんが使用している逆算手帳

みのりさんが使用している逆算手帳

—— 人によってはそんなに毎日毎日書くことないって思う人もいると思うのですが、そういう場合はどうすればいいんですか?

みのり: 書くことがないっていう人は、書いて良いことと悪いことを区別しようとしているからだと思うんです。
よっぽど瞑想が上手な人以外、頭の中って常におしゃべりしてるんです。それをただ文章化するだけ。
例えば「最初の目覚ましで起きたかったけど、スヌーズ4回でも起きられなかった」とか、そういう些細なことでも全部吐き出す癖づけをして、習慣にしていくんです。

私の場合、最近では、前日の出来事とか、昨夜見た夢で印象的だったことなども書き出して、自分が今どんなことを深めたいのかなども書いています。

—— なるほど。ちなみにネガティブなことも書いたりします?

みのり: ネガティブなことは書いたらいけないって止めてしまう人もいると思うんですけど、むしろそれこそ吐き出さないことにはずっと頭の中にあるから辛いと思うんですよね。

私の場合、誰かに対してわだかまりを持ったまま寝てしまった時は、「昨日あの人に対して、私はなぜそういう風に感じたんだろう」って掘り下げていきます。

ポジティブな感情を感じたときって、「楽しい!嬉しい!」だけで終わっちゃうんですけど、辛い感情には何かしらそこに自分の思い込みだったり、過去のトラウマとか、感じた傷とかが反応してるんです。

だから、ネガティブな感情こそ掘り下げやすいんです。ネガティブなものが多い人ほど、書くこととうまく組み合わせると、自分を知ることに繋がりやすいと思いますね。

例えば、苦手な人が多い人ってそれだけ自分を抑えつけている部分が多いと思うので、どういうところに腹が立つのか書き出していくと、「あ、私、この人のこういうところが苦手ということは、私はこういうことしちゃいけないって思っているんだ」って自分の思考を知ることができます。

その人との関係をどうにかしようとするんじゃなくて、ネガティブに感じることも、自分を知る材料のひとつとして捉えることができるようになるんじゃないかなって。

—— 「まずはなんでも書いてみる」ってことですね。

みのり: なんでもまるまる書いていたら、なにか出てくるんですよ。奥深く眠っている潜在意識とか。

それがもうちょっと進むとブログやSNSなどを使って、外に向けて自分の文章で自分の考えや情報を発信していくというフェーズに入ります。
反応してくれる人からのフィードバックが入ってくると、他の人はこう思うんだっという「気づき」が生まれて、それを受けて自分はどう感じる?っていうまた新しい自分を知るっていうサイクルに入る。

—— 「自分をひらく」ってことですね!

みのり: はい、そうですね。


「自分を知って」「自分と向き合う」、具体的な方法をみのりさんに教えてもらいました。
いきなり、ポン!と自分を知ることは難しいです。でも一つひとつのステップを踏んでいくと自分の才能や個性にきっと気づくはずです!

次回はいよいよ最終回。「外に向けて『自分をひらく』ことについて」です。お楽しみに!