連載でお送りしているme:paka編集長インタビュー。

「自分を知って」「自分と向き合う」その先は——

最終回は「わたしをひらくと、世界がひらく」というme:pakaのコンセプトについて、みのりさんに話してもらいました。


「ひらく」とは外に向けて自己を表現すること

—— me:pekaのコンセプト「わたしをひらくと、世界がひらく」ってイメージとしては捉えられますが、具体的に「ひらく」の意味についてお聞かせください。

みのり: 「わたしをひらく」って抽象的ですけど、まずは自分が何を考えているかを知る。
毎日の生活にただ流されるんじゃなくて、その中で自分がどんなことを思っているかを知ったり、感じているということがわかると、今度は「こんなことをしたい」とか、「表現してみたい」という『ウォンツ』が出てくる人が結構多いんです。それを受け入れ、実践してみることが「ひらく」ではないかと。

—— 自分の『ウォンツ』を自分の中だけに留めるんではなくて、外に向けて表現したいと思うのは、もしからしたら自然な流れかもしれませんね。

みのり: そうですね。私の場合、きっかけはブログでした。
自分が思ってることや感じていること、よかったとことなどをあえて誰でも見られるオンラインで赤裸々に書いていきました。
そうすることで人から反応があって、同じ文章でも読む人によって捉え方が違うことを実感したり、「みのりさんってこういう人なんですね」とか、自分が思っている以外の自分をフィードバックしてもらえるんです。

ブログ『実り多き人生』

みのりさんが2015年から続けているブログ『実り多き人生

—— 「えっ? そう?』って自分で気づいてないことを人に言われることって結構ありますよね。

みのり: そうそう。そういうことってすごく多いですよね。自分と向き合って自分を知ることは大事なんですけど、それだと自分の内側から自分を見ているだけ。
でも、外に向けて表現して、他者からの視点が入ってくることによって、本人は全然気づいていない、素晴らしい才能が眠ってたりするんです。
だから、「ひらく」という段階にいくと、客観的な視点、他者の存在が不可欠になりますね。

—— そうかもしれない。私もブログを書いていますが、外に向かって自己表現してみたことがきっかけで、オンラインサロンに参加するようになったり、みのりさんにも出会えましたし。新しい出会いがいっぱいありました。

大事にすべきは、自分のホントの気持ち。そこをないがしろにしない。

—— 「そうはいっても、私には発信することもないし、自分を知ったところで…」と、くすぶってる人に対してみのりさんからアドバイスはありますか。

みのり: 「ブログをやってみたいけど自分に書けることや、役に立てることなんてない」って思ってると思うんですけど、大事なのはできるかどうかじゃなくて、やりたいかどうかだと思うんです。
やってみたいっていう気持ちがある時点で、まずやってみては? って思いますね。自分はできないからって、できるようになるのを待っていたら、いつまでたってもできない。

—— やりたいかどうかが大切ってことですね。

みのり: たとえば「こういうコミュニティに参加してみたい」とか、「自分も仲間に加わりたい」とか思っていても、「私なんかが入ったところで…」とか、「何を話したらいいか分からない」とか、そういう人もいるかもしれない。
だけどそこを超えて、自分の内なる声を優先してあげられるかどうか。それが大事。
怖いけどすごいワクワクすることって、絶対逃しちゃダメ!

—— 小さくても自分から一歩踏み出してみることで変化があるっていうことに気付いてほしいですよね。

みのり: 自己完結してては自分から見える世界は変わらないから。一歩踏み出すことで、自分自身に対する見方に変化があるだろうし、世界も変わる。と言うか、世界の見え方がぜんぜん変わってくるんじゃないかな。怖いと思っていた世界が実はすごい優しい世界だったって。

ブログを例にあげてますけど、別にブログじゃなくても、写真とか絵とかその他の表現アートはもちろん、日々の暮らしの中でも「気になる人に声をかけてみる」とか「自分の気持ちを手紙で伝える」、「いつもとは違うノリの勉強会に行ってみる」「ボランティアに参加してみる」とか、その人の資質やその時のタイミングに合わせた自己表現を外に向けてしていくことが、「世界がひらく」きっかけになるんじゃないかなって思います。

「ひらく」ことでらせん状に向上していく。それがme:pakaで伝えたいこと

みのり: 怖さを抱えても、それでも進むっていうのが私にとっても常にテーマで。そこを進んだ時に世界がわーってひらいたっていう感覚が、今まで何度かあったから、キモはそこかなって。

—— 「何度かわーってひらいた」って具体的どんなことですか?

みのり: 何度も言っちゃってますけど、まずブログを始めたことですね。
発信すること自体が怖かったはずなのに、怖さよりも書くことの楽しさがすぐに勝っちゃって、収入の見込みもないのに、これで食べていく!って会社を辞めちゃったので。ブルブルしながら上司に辞めさせてくださいって(笑)。
あそこで辞めてなかったら全然違う生き方をしていたでしょうね。

—— そうですよね(笑)

みのり: あと、オンラインコミュニティ(早起きサロン)を始めたときも吐き気がするほど怖かったんですよ。。。。
メンバー募集しますっていうブログ記事を更新した後に「ウエッ」ってなって。

—— えー!それは意外!どういう意味での「ウエッ」だったんですか?

みのり: やりたい気持ちはあるんだけど、やれるかどうか私にはまったく分からなくて。何人かの人に「ぜひやってほしい!」と後押しをもらったから前に進めたんですけど、自分としてはやれる自信なんて1%もなかったので。。。

—— そこが自分が思ってる自分と、まわりからのみのりさん評のギャップですよね。みのりさんができないわけがないって思ってますよ、こっちは。

みのり: なんかそう思われるみたいなんですけど、やっている本人としては今でも新しい募集をかける時はやっぱり怖いですよ、来ないかもしれないって思うし。でも周りが「できるよ!」って言ってくれたり、オンラインサロンも仲間が一緒に作ってくれている場だから大丈夫、っていうのはすごい感じます。

自分をひらくことで世界がひらくっていうのは、自分が何を持っているかわからないけど、とりあえず一歩踏み出してみる、人から要望されたことも、自分がおもしろそうって思ったらやってみるというのが起点なのではないかと。それに対して人から感謝されたり褒められたりしたら、「私はこれができるんだ」って、やっと腑に落ちるというか。少なくとも私は、自分で思っている自分よりも人から言われたことのほうが信頼できるんですよね。

—— 外からの客観的な意見ですもんね。

みのり: 自分をひらいて、他者からフィードバックをもらって、それによって自分の気づいていなかった面を知って、そこに向き合って、またひらいての繰り返しという感じで。

—— サイクルだけど、同じ場所を巡るわけじゃなくて。

みのり: そうですね。自分のセルフイメージが上がったり、自分の幅が広がっていくと思うので、イメージはらせん状に少しずつ上がっていく感じ。
まずは損得は脇に置いといて、その時踏み出せる小さな一歩から始めてみることが大事かなと思います。


3回に分けて、me:pakaのコンセプトについての想いをみのりさんに語っていただきました。
インタビューを通して、私もみのりさんのことで初めて知ったこともたくさんあり、楽しかったです。

今後me:pakaでは、怖さを乗り越えチャレンジをしている人のインタビューなども掲載していく予定です。
一歩踏み出したいと思っている人の背中をそっと押せるような、そんなコンテンツを作っていきたいと思います!